終末期の介護と延命治療について

当施設をご利用の方が詠まれた短歌です。


「巡り会い楽しきことも夢と消え 去りゆく友を送る寂しさ」

人として生をうけたからには必ず死を迎えなければならない私たちですが、最近、終末期の利用者様に病院で無理な延命治療を受けていただくよりも、施設で自然な人生の最後を迎えていただくことを希望されるご家族が多くなっています。

 むれさき苑では、利用者様やご家族のご希望に沿えるよう、施設内で最後まで利用者様のお世話ができるよう、職員の研修に取り組み、できる限りの態勢を整えています。

しかし、病院で延命治療を受けるか受けないかという選択、住みかである施設で人生の終焉を迎えるか否かという選択は、究極的にはどのような生き方と亡くなり方を良しとするかという、ご本人やご家族の方々の人生観や死生観に基づく、大変重い選択です。

また、ご本人とご家族の意思が食い違う場合や、認知症でご本人の意思が確認できない場合や、ご家族がそばにおられないため、ご意志の確認ができない場合等がよくあります。ご家族の中でもご意見が分かれる場合もあります。途中でご意思が変わられる場合もあります。

終末期の介護や延命治療についての利用者様やご家族のお考えがはっきりしていないと、施設の業務に差し障ることがあり、さらにはご家族様との間で重大なトラブルが起こることにもなりかねません。

このような事態を未然に防止するため、終末期介護や延命治療について、あらかじめむれさき苑の考え方とご本人やご家族の意思を確認しておく必要を感じております。

ご本人のご意思が確認できない場合は、身元保証人の方にご本人に代わって終末期介護や延命治療に関するご意思を示していただきます。その上で、もしご意思を変えられること等があっても、それを確認できれば、ただちに新たなご意思に沿ってお世話をさせていただけるよう準備することができます。

ご本人様とご家族様が今一度お話し合い下さいまして、ご意思を特別養護老人ホーム主任か生活相談員までご連絡下さいますよう、お願い申しあげます。


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